心理学とは何か?
心理学とは、その名の通り人の心理を科学的に解明する学問です。
ただ、心理学は人や心に限定されるわけではなく、人以外に動物が含まれることもあります。
また、心の働きが現れた行動や体の反応、すなわちどのような心境のときにどのような行動をするのか、または身体はどのように反応するのかという仕組みも研究対象に入ります。
心理学を学ぶメリット
コミュニケーションスキルが向上する
心理学を学ぶことで相手の気持ちを理解できるようになります。言葉以外の行動や表情から、相手の気持ちを推し量ることできるようになります。コミュニケーションスキルが向上します。
良好な人間関係を築くことができたり、人間関係に関するトラブルが発生しても上手に解決することができます。
ストレスに強くなる
心理学を学ぶことで自分の気持ちもよく理解できるため、ストレスに対してうまく気持ちを切り替えることができます。
悩みがある人の相談に乗ることができる
悩みがある家族、友人、同僚から相談を受けても適切なアドバイスを行うこともできます。
あらゆるシーンで役に立つ
一般的な仕事であっても取引先、顧客、上司、部下とコミュニケーションを取る際に心理学の知識を活かすことができますし、人と関わる生活を送っている人であればあらゆるシーンで心理学は役に立ちます。
専門職を目指すことができる
心理カウンセラーなどの心理学を扱った専門的な職業を目指すことができます。
心理学を活かせる職業
心理学を活かす職業としてスクールカウンセラーや企業内カウンセラー、大学の研究職を挙げることができます。
しかし、そのような専門職でなくても心理学の知識を活かすことができます。心理学を学べば相手の心理を読み取ることで適切な対応をすることができるからです。
心理学は人と関わる仕事をしているすべて人にとって有用ですが、特に次の仕事に携わっている人にとっては役に立つでしょう。
メンタルトレーナー
メンタルトレーナーは、スポーツや仕事などの場面で相手の精神的な問題を解決したり、目標を達成するためにメンタル面からサポートする仕事です。
ビジネス
ビジネスは信頼関係で成り立っています。心理学を学ぶことで誠意が相手に伝わりやすくなるので、顧客の心をガッチリつかんで契約や販売につなげることができます。また、販売心理や群集心理を学ぶことで市場や顧客のニーズをつかむことができます。新商品の開発や広告の表現方法に活かすことができます。
教師、児童相談所の職員
心理学を学ぶことで、いじめなどで人間関係に悩んでいる子供や心に傷を負っている子供にいち早く気づくことができますし、その際、適切な対応を取ることができるようになります.
人事職
心理学を学ぶことで、特定の仕事に向いているか、協調性があるかなどを応募者の受け答えや態度などから見抜くことができます。
心理学は基礎心理学と応用心理学に分かれる
心理学は大きく分けると「基礎心理学」と「応用心理学」に大別されます。
「〇〇心理学」と名前が付くものは驚くほどたくさんありますが、その多くは「基礎心理学」または「応用心理学」を細かく分類したものになります。
基礎心理学
基礎心理学は、すべての人間が等しく持っている心の仕組みを一般法則として、心理学的実験によって得られた研究成果に基づき理論的に研究・解明することを目指す学問です。
応用心理学
基礎心理学で得られた知見を踏まえて実生活・マーケティング・スポーツ・恋愛・犯罪などの特定の分野、場面で活用することを目的とした学問です。